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オルロフのダイヤモンドの呪い

ロシアのクレムリン博物館には「オルロフのダイヤモンド」と呼ばれる呪いのダイヤモンドがあります。

300カラットもあるオルロフのダイヤモンドは所有者を次々に破滅へと追い込んだ歴史を持っています。

オルロフのダイヤモンドの呪い

呪いのはじまり

インドで発見されたオルロフのダイヤモンドの最初の所有者はタージ・マハルを建てたことで知られる、ムガール帝国のシャー・ジャハーンでした。

このときはまだオルロフのダイヤモンドという名前は付けられていませんでした。

シャー・ジャハーンはダイヤの美しさに感動し、ヒンズー教の寺院の神像の目にはめ込み、盗まれないように見張りの兵もつけました。


それから100年以上が経ちこのダイヤモンドは盗まれてしまいます。盗んだのはフランス人の元兵士でベッセルという男です。

インドの外国人部隊を抜け出したベッセルは寺院の近くで働いているときにダイヤの噂を聞き盗み出すことを計画します。

ヒンズー教に改宗し寺院の守衛として雇われることになった彼は見事にダイヤを盗みだしました。


盗んだダイヤはイギリス人船長のタナーという人物に高値で売り渡します。

しかしそのお金をすぐに使い果たしてしまい、食い逃げしようとした店で店主に殴られて死んでしまいました。


ダイヤを買ったタナー船長はイギリスに戻り、宝石商のガーデンという人物に買値よりもかなり高い値段で売ります。

しかしその後はアルコール中毒となり「呪いが…」と言いながら死んでしまいました。


宝石商のガーデンも旅行先で強盗に襲われ射殺されます。

その強盗もすぐに捕まり処刑されました。

それからしばらくこのダイヤモンドは行方不明となります。

オルロフが落札

ダイヤが再び表舞台にあらわれるのはアムステルダムの宝石オークションです。

ここにユダヤ人の宝石商が出品しました。

しかしそのあまりの大きさと怪しい輝きに誰も買い取ろうとはしなかったそうです。

そこに偶然オランダを訪問していたロシアの貴族グリゴリー・オルロフがやってきて買い取ることになりました。


グリゴリーがこの宝石を手に入れたかった理由はロシアの女帝エカテリーナⅡ世にプレゼントしたかったからです。

エカテリーナⅡ世は夫であるロシア王のピョートルに裏切られたときに反旗を翻し、自ら女帝の地位に就いた人物です。

このときに彼女を支援したのがエリート軍人だったオルロフ四兄弟です。

そしてその中の次男であるグリゴリー・オルロフはエカテリーナⅡ世の愛人でもありました。

しかしエカテリーナⅡ世が他にも愛人をつくり、彼への寵愛がなくなりはじめていたのです。

そこでダイヤモンドをプレゼントして気を引こうとしたのです。

ダイヤモンド好きだったエカテリーナⅡ世は大変喜びそのダイヤに「オルフロフのダイヤモンド」と名付けました。

しかし二人の仲が復活することはなかったのです。


ここからオルロフのダイヤはさらに呪いの力を発揮します。

ダイヤをプレゼントしたグリゴリー・オルロフは破産し「ダイヤの呪いだ」と言いながら死んでしまいました。

彼の死後もエカテリーナⅡ世は何十人もの愛人を囲いましたがその半分が謎の死を遂げます。

エカテリーナⅡ世の死後も不幸は起こり、ロシア革命により王家の人間は全て処刑されてしまったのです。

こうしてオルロフのダイヤはロシアのクレムリン博物館に収められることになりました。

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