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ベゾアール石の面白い話

ハリーポッターにも解毒剤として登場するベゾアール石ですが架空のものではなく実在する石です。

そしてこのベゾアール石には面白いエピソードがあります。

ベゾアール石

ベゾアール石とは?

ベゾアール石とは牛や鹿の胃の中でつくられる結石のようなものです。

大昔の人は動物が結石をつくるということをとても不思議に思っていました。

そのためベゾアール石には不思議な力が宿っていると信じていたのです。

ヨーロッパでは年老いた鹿はヘビを食べて若返るといわれていました。

そのとき食べられたヘビは胃の中で毒を吐きます。

その毒を排出するために鹿は冷たい川に入って体を冷やします。

そのとき鹿の目から涙が流れて固まったものがベゾアール石だと言われるようになりました。

この伝説により(医学的根拠はありませんが)ベゾアール石はどんな毒でも消してくれる万能の解毒剤として人気になります。

当時はエメラルドの何十倍もの値段で取引されたそうです。

フランス国王も騙された

このベゾアール石に興味を示したのがフランス国王シャルル9世です。

シャルル9世は慕っていたコリニー提督が暗殺されたこともあり、いつか自分も同じ目に合うのではないかと不安を抱えていました。

当時の暗殺方法として毒殺もよく使われていたので解毒作用のあるものを探していたのです。

そして大金をつぎ込みどんな毒でも消せると言われたベゾアール石を手に入れました。


ベゾアール石を手に入れたシャルル9世は本当に解毒効果があるのか試してみたくなりました。

だからといって自分で毒を飲んで試すのは危険ですし部下にやらせるわけにもいきません。

そこで死刑判決を受けている囚人で試すことにしました。


囚人を呼んで「お前はこのままでは死刑になるが、この実験に強力して生き延びたときには無罪放免にしてやろう」と持ちかけたのです。

囚人はこの提案を受け入れ、まず毒を飲みました。その後にベゾアール石を飲みました。

しかし解毒効果があらわれることはなく囚人は半日以上も苦しんだ末に死んでしまいました。

これを見たシャルル9世は大激怒します。

効果がなかったからではありません。手に入れたベゾアール石が偽物だと思ったからです。

そして「あんな大金を払ったのに偽物だったとは!次こそは本物を手に入れるぞ」と叫んだと言われています。

その後、本物のベゾアール石を手に入れることが出来たのかどうかは不明なままです。

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